disease疾患

2020.02.23

憩室って何?

今回は、あまり聞き慣れない用語かもしれませんが憩室(けいしつ)についてお話したいと思います。

憩室とは消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)の壁の弱いところが、内圧によって外側に向かってポケット状にくぼみを形成したものを言います。

 

代表的なものに、大腸憩室があります。大腸カメラ(大腸内視鏡検査)や、造影検査(バリウム検査)などで、憩室があると言われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

主に上行結腸やS状結腸に好発します。

 

欧米人ではS状結腸に、日本人は右側の結腸の上行結腸にできやすいと言われていますが、最近では年齢が高くなるにつれてS状結腸の憩室も増加しています。

 

憩室があること自体は、病気ではありません。

70〜80%の人は無症状ですが、便秘や下痢、腹部膨満感の不定愁訴を訴える方もいます。

時に憩室炎や憩室出血などの合併症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

症状が出た場合には、早めに受診するようにしましょう。

憩室炎・憩室出血は、日常診療でしばしば遭遇する疾患です。

 

◎憩室炎・・・憩室にたまった便により感染を引き起こし、放っておくと穿孔(腸に穴があくこと)を起こすこともあります。症状として、下腹部痛や下痢、便秘、発熱などがあります。

◎憩室出血・・・憩室の炎症や硬い便など機械的刺激による血管の破綻。血便や下血を引き起こします。下血以外の症状がないことが多く、腹痛を伴わないことがほとんどです。高齢者に多いとされていましたが、最近では30代、40代の患者さんも増えてきています。出血が止まらない場合には入院加療が必要になることもあります。何度も憩室出血を繰り返す場合、開腹手術となることもあります。

 

憩室ができる原因は、慢性的な便秘や食生活の欧米化(肉食や脂質の摂りすぎ、食物繊維の摂取減少)による排便時腸管内圧亢進、加齢による腸壁の衰えなどです。

一度凹んだ部分を元に戻すことは出来ないため、憩室を増やさないよう食生活を改善予防していくことが大切になります。

野菜や穀類、豆類などの食物繊維を多く摂取し、動物性タンパク質、脂質の過剰摂取を控え便秘をしない様に日頃から心がけましょう。

 

また憩室は、40歳を過ぎると検診や大腸カメラ(大腸内視鏡検査)で偶然発見されることもあり、憩室の存在を知っておくことでリスクに備えることができるので、定期的に検査を受けて早期発見に努めましょう。

 

市川すずき消化器・内視鏡クリニックでは、苦痛の少ない内視鏡を受けることができるよう、鎮静剤を用いた検査を行っております。

また4月からは女性医師による胃カメラ・大腸カメラを予定しております。女性の方で検査を受けることを躊躇しているかたがいらっしゃれば、この機会に受けてみてはいかがでしょうか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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