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2024.05.19

『低血圧と高血圧』について

日頃より当院のブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。

気温の上げ下げが激しく、お体も崩しやすいかと思います。日傘や、一枚羽織るものを有効活用して気温の変化に備えていきたいですね!

さて、今回は『低血圧と高血圧』についてです。良く皆様も耳にすることあるのではないでしょうか。

血圧とは心臓から送り出された血流が血管の内壁を押す力(圧力)を指します。私たちの体の中に流れている血液は、生きていく上で欠かせない酸素や栄養素を全身に届けています。心臓がポンプのように収縮と弛緩を繰り返し、血管に圧力をかけることで、動脈を介して全身の組織に規則正しく血液を届けている重要な役割なのです。

心臓が縮んで血液を送り出す際に強い圧力がかかり、この時の血圧を上の血圧(収縮期血圧)といい、心臓が広がった時の血圧を下の血圧(拡大期血圧)といいます。

血圧の正常値は下記の通りです。
・最高血圧 135mmHg未満
・最低血圧85mmHg未満
こちらの数値を超えると高血圧に分類されます。

低血圧の場合ですと高血圧のように明確な基準がほとんどなく、一般的には上の血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満の際に低血圧と診断されることが多くあります。

しかし血圧は常に一定ではありません。血圧を測定する時間帯や季節によって異なりますし、起床や食事、運動などの日常生活、精神的ストレスや測定時の室温など、さまざまな原因により変動するものです。

たとえば、運動すると一時的に血圧が上昇することがありますが、運動後、安静にすることで自然に下がります。これは、正常な血圧の変化です。体を動かしたり、緊張したりして、一時的に血圧が上昇したとしても、普段の血圧が正常であれば問題ありません。
では高血圧・低血圧ってどんな症状がでるのか。
【高血圧】
高血圧とは、安静にしていても血圧の高い状態が長く続いた状態をいいます。生活習慣病の1つと言われている高血圧症。高血圧の方のうち、ほとんどの場合は自覚症状がありません。
「高血圧と言われたけど症状もないし・・・」とそのままにしておくのは危険です。本来弾力性のある血管の壁も高血圧状態が続くことでいつも張り詰めた状態となり、徐々に厚く硬くなっていきます。この状態を動脈硬化と呼びます。

また、心臓にも負担がかかることで心肥大や心不全、動脈が狭くなることで脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、心筋梗塞 など高血圧というだけで自覚症状が無くても様々な合併症を引き起こす可能性があります。

高血圧治療のためには、生活習慣の改善が基本となります。食事や運動、禁煙など、危険因子となる生活習慣を見直していく必要があります。他にも日常のストレスを抑える・心臓に負担をかけない生活を心掛けましょう。

【低血圧】
血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満の際に低血圧と診断されることが多くあります。血圧が低い方は心臓や血管への負担が少ないと言われています。しかし低血圧の状態が続くと全身に十分な血液が供給されなくなり、酸素や栄養が細胞に行き渡らなくなってしまいます。その結果、めまいや立ちくらみ、体がだるい・疲れやすい、食欲不振などの症状が現れます。

低血圧を改善する方法としては食事と運動です。食事の栄養バランスが偏りがちな低血圧症。

運動面では、ウォーキングなどの軽い運動から血液の循環させていき、食事面では、お肉・魚などのタンパク質や野菜や果物などのミネラル摂取を意識して疲れにくい身体づくりを目指しましょう。

血圧測定は、体の状態を表す大切な指標です。健康のバロメーターとして、血圧測定の習慣をつけることをおすすめします。

当院でも、血圧でおかかりの患者様ご自身が日頃から血圧を測定し、記す『血圧手帳』を持参される方も多く、日々の値を医師と一緒に経過観察しています。

お悩みの方やご相談されたい方など一度、受付事務員、看護師、または医師に直接お声がけいただければ「血圧手帳」を差し上げておりますので、何なりとお申し付けくださいませ。

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