disease疾患

2020.03.15

潰瘍性大腸炎を知っていますか?

こんにちは。

3月も中旬となり春の訪れを感じる中、気温の寒暖差や日頃の疲れにより体調を崩されている方も多いかと存じます。

当院では先日ご案内させていただいたように新型コロナウイルスの感染対策を行い、多くの患者さまに安心して内視鏡検査を受けていただけるよう日々努めております。

今回のブログでは、20歳代をピークとして比較的若い年齢の方に多くみられる「潰瘍性大腸炎」についてお話させていただきます。

 

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜にびらんや潰瘍といった炎症が連続して広範囲におこる病気です。

通常は直腸の炎症から始まり直腸にとどまる場合もありますが、大腸全体に炎症が広がるケースも多くみられます。

 

症状として、慢性的な腹痛や繰り返す下痢、粘血便(ねっとりとした出血)、頻繁に便意はあるのに便が出ないといった腹部症状や発熱、貧血や倦怠感などの全身症状がみられます。

また、腸の大量出血、腸管の狭窄(腸が狭くなる)、穿孔(腸に穴があく)などの合併症や、関節炎や皮膚、眼など大腸以外でも合併症が出現することがあります。

 

潰瘍性大腸炎は、炎症症状が強く現れる時期と、症状が良くなる時期を繰り返す特徴があります。

治療により炎症が抑えられると症状は治りますが、完全に治癒できる方法は未だありません。

症状を穏やかな状態に維持する為に、継続的に薬での内科的治療を行っていく必要があり、国の難病に指定されています。

多くの場合、内科的治療で症状は良くなりますが、重症の場合は大腸の全摘術を行う場合もあります。

 

当院では、大腸カメラを行なっておりますので、炎症の範囲や程度を直接目で見て調べることが可能です。

さらに粘膜の一部を採取し病理検査を行うことで、診断することができます。

また、発症後症状が落ち着いていても、定期的な検査を受けることが大切となります。

炎症が大腸全体に広がっている場合、長期的にみると病気がない人に比べ大腸癌になるリスクが高まると言われています。

 

潰瘍性大腸炎は病気をしっかりと理解し、規則正しい生活と正しい治療を行うことで、通常通りの日常生活を送ることができる病気です。

 

当院でも11月の開院以来、4名の潰瘍性大腸炎の患者さんを診察させていただきました。

いずれも10代20代の若い患者様です。

血便、便に血が混ざる、便に血が付着するといった理由で受診され、大腸カメラを行ったところ、潰瘍性大腸炎の診断となりました。

若年の方々の場合、なかなか検査を受けることに前向きになれなかったり、特に女性では恥ずかしいという気持ちもあり、検査を躊躇してしまうことも多いと思います。

 

当院では4月より、毎週月曜日と第2、4土曜日に女性医師による胃カメラ・大腸カメラを予定しております。

女性の患者様はこの機会にぜひ胃カメラ・大腸カメラを受けてみてはいかがでしょうか?

 

もし、繰り返す下痢や腹痛、血便などの症状がありご不安な方は放っておかず、是非一度市川すずき消化器内視鏡クリニックにご相談ください。

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