disease疾患

2020.03.29

血便が出たらどうする?

今回は、血便(下血)についておはなしいたします。

みなさんは、自分の便をまじまじと見たことはありますか?

日常忙しく過ごしていると、自分の便を見る機会はあまりないのかもしれません。

便の色で病気に気づくこともあります。

 

おなかの調子が悪い方、便秘気味の方、軟便や下痢の方、健康診断で便潜血が陽性だった方など、このブログを読んでくださっている方の中には、不安を抱えている方がいらっしゃると思います。

そこで今回は、おなかの不調を知らせてくれる血便(下血)、それに関する疾患について詳しく書いていきたいと思います。

 

まず、血便と下血のということばに違いについてです。

広い意味では同じことをさしますが、細かく言えば、血便とは便に少量の血が混ざることで、下血は肉眼でも確認できる明らかな出血を意味します。

 

赤黒い色の便は、大腸の中でも肛門から遠い方からの出血と思われます。

一方、鮮やかな赤色の血液が付着した便は、直腸など肛門から近い出血が考えられます。

また、粘血便(ネバネバした便)は、下痢や発熱を伴う場合があります。

 

まず原因の一つとして考えられるのは、痔核です。

痔核による出血の方は、日常診療をしているとよく遭遇いたします。

過度のいきみにより肛門の内側や外側にイボができたり、亀裂が入ってしまい、痛みや出血でビックリすることもあるでしょう。

 

痔核もそうなのですが、大腸カメラで詳しく検査しないと分からない疾患もあります。

具体的には、大腸ポリープ、大腸憩室、大腸がん、潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患などです。

 

余談となりますが、私の父も健康診断で便潜血陽性を指摘され、大腸カメラを受けたところ難病指定されている潰瘍性大腸炎と診断されました。

もう7-8年前の話なのですが、現在は3ヶ月に1度通院し、処方されたお薬を飲むだけで普通に生活し、仕事をしています。

早めの検査、治療により、社会復帰もそれだけ早くできるのです。

 

女性は、大腸カメラに抵抗がある方もいらっしゃると思います。

恥ずかしいという思いもあり、気になっていてもなかなか検査に気が進まないこともあります。

当クリニックでは、4月より女性医師による検査日を設け、女性が安心して検査を受けやすい相談しやすい環境を作っていきたいと思っています。

 

大腸の病気は、以前は、ストレスを受けやすい40代50代に多いとされてきましたがライフスタイルの変化や食生活の変化などにより、10代から発症する方も少なくありません。

 

そして、残念ながら血便(下血)の性状だけで出血の原因を推定することは容易ではありません。

内視鏡による検査は非常に重要で、原因の特定、疾患の早期発見につながります。

いずれにしても、血便(下血)があった場合には大腸カメラを受けていただくことをお勧めします。

 

当院では、インターネット予約も承っております。

ぜひ、お気軽に当院にご相談ください。

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