disease疾患

2020.04.12

大腸ポリープ

今回は、大腸ポリープについてお話しします。

大腸の表面は粘膜でできています。この粘膜層の一部がイボのように隆起したものを、大腸ポリープといいます。大腸ポリープはその構造や組織により、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられ、専門的にはさらに細かく分類されます。このうち、大腸がんになる可能性があるものは、腫瘍性ポリープである腺腫です。

大腸がんは、正常な粘膜から腺腫が生じ、それが悪性化してがんになる場合と、腺腫の状態を経ずに一気にがんになる場合とがあります。そのため、腺腫のうちにそのポリープを切除することにより、大腸がんを予防することができるといわれています。

大腸がんの患者さんのなかには、がんが発生しやすい家系の方がいます。大腸にたくさんのポリープが発生する場合と、ポリープの数は少ないものの大腸がんが家族内に多く発生する場合がありますので、ご家族に大腸ポリープや大腸がんと診断された方がいる場合は、早めの検査をおすすめいたします。

大腸ポリープは多くの場合、自覚症状はありません。そのため、大腸がんになる可能性のあるポリープをより早く見つけるために、内視鏡検査を受けていただくことが重要です。内視鏡検査は、内視鏡を肛門から入れることで病変を直接観察することができ、形や大きさだけでなく、血管の状態や粘膜の模様などから、病変の深さや治療が必要かどうかを判断することができます。また、内視鏡で治療可能な場合にはそのまま切除することも可能ですし、診断のために組織を採取することもできます。

当院では日帰りポリープ切除にも力を入れており、可能なかぎり安全の範囲内で検査当日にその場でポリープを切除しております。

大きさが大きいものやがんのリスクが高い病変に関しましては、より大きな提携している医療機関を紹介させていただいております。

また当院では、内視鏡検査を受けるにあたり、検査前の準備をご自分に合った方法をお選びいただきます。内視鏡前にはトイレ付の専用個室スペースにて下剤を服用することができます。また、内視鏡室までは外来ブースと区別されていることから、プライバシーが確保されています。さらに、鎮静剤の使用によりリラックスした状態にて内視鏡検査を受けることができます。また、炭酸ガスの使用により、内視鏡検査後のお腹の張りも少なくなります。以前、内視鏡検査を受けられ、検査がつらくて二度と受けたくないと思った方も、こんなに楽に受けられると思わなかった、と驚かれることもしばしばです。

当院は、対面診療や電話のみならず、インターネットによる予約も承っております。どうぞお気軽にご相談くださいませ。

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