disease疾患

2024.03.10

春の感染症(風疹)について

皆様、こんにちは。
寒さと温かさが入り混じる毎日ですが、体調など崩されてはいませんか。
インフルエンザの流行は落ち着いてまいりましたが、春には春の感染症が流行し始めます。風疹、はしか(麻疹)、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)は、大人がかかると重症になりやすく、中でも働き盛りの男性に多い風疹は周囲の妊婦さんへの感染に注意が必要です。
そこで、今回は風疹についてお話しさせていただきます。

まず、風疹とは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。はしかを軽くしたような症状が出るため「三日はしか」と呼ばれることもあります。
【症状】
発熱、額や顔から全身に広がる発疹、耳の後ろのリンパ節の腫れ、頭痛、咳、鼻水
→発疹は数日で消え、熱も3〜4日程度で下がることが多いです。
【感染経路】
飛沫感染、接触感染
→風疹にかかっている人の咳や鼻水がかかる、あるいはそれらに触れることで感染します。
【潜伏期間】
4~21日
【合併症】
特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
また、先程もお話ししましたが風疹に伴う最大の問題は、感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が感染することにより、先天異常を含む様々な症状を呈する「先天性風疹症候群」が胎児に出現することにあります。
先天性風疹症候群(CRS)を伴った子どもは、聴力障害、視力障害、心臓障害、その他にも、自閉症、糖尿病、甲状腺機能不全など生命に関わる身体障害に苦しむ可能性があります。
この病気から未来の赤ちゃんを守るために、妊娠を望む女性はもちろん、みんなでその症状や原因を理解し、風疹を予防していくことが大切です。
【予防】
風疹の予防には、予防接種が最も有効な予防方法といえます。
風しんワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種で約99%、風疹を予防できるとされています。さらに、接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。

各自治体では、要件を満たした対象者の方に風疹抗体検査やワクチン接種を無料で実施していることがございます。
当院においても風疹抗体検査を受けられる方や風疹の予防接種を受けられる方がご来院されております。
対象者の方でなくてもワクチン接種をすることが可能ですのでぜひ、お電話にてお問い合わせよろしくお願いいたします。
(麻疹・風疹(MR)ワクチン:10,000円)

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