about_disease病気について

2024.04.21

アニサキスには要注意です!

新年度から1ヶ月経ちましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。4月になり暖かい日も増えてきましたが、季節の変わり目ですので体調に気を付けてお過ごしください。

 さて今回は、アニサキスについてお話したいと思います。よく、ニュースなどでも取り上げられているので、アニサキスを知っている方も多いかと思います。アニサキスは、1~2センチ程度の寄生虫の一種で、サバ・イワシ・アジ・サケ・ホッケ・マグロなどがあげられ、このほかにも潜んでいる可能性の高い魚は多くいます。その中でも、サバが原因となることが多く報告されています。
 アニサキスが寄生している生鮮魚介類を生で食べることで、食後数時間後から、みぞおちに激しい痛みが出る他、悪心、嘔吐、吐き気、蕁麻疹などの症状が出ます。人によって症状は異なりますが、そういった症状が出た場合はアニサキス症かもしれません。激しい痛みが起こる原因としては、胃壁とアニサキスに対するアレルギー反応により痛みが出ます。重症な場合は、アナフィラキシーショックや呼吸困難などを引き起こすこともあるためとても危険です。また、アニサキスは人間の体内に入った場合1週間程しか生きられないため、症状が全くでない方もいます。そのため、同じ食事をした人全員に同じ症状が出るとは限りません。日本人は魚介類を新鮮な状態で生食する習慣があるため、アニサキス症は外国に比べて非常に多いとされているので注意が必要です。
アニサキスは、胃と腸の感染があり、それぞれで症状が異なりますが、いずれも食後数時間で症状は出現します。その違いについてご説明します。
・胃アニサキス症:食事後、数時間~十数時間で、お腹に激しい痛みや嘔吐、吐き気の症状が出ます。特徴は、一定の間隔で発症したり落ち着いたりを繰り返します。
・腸アニサキス症:食事後、半日~数日後に下腹部の痛みや嘔吐、吐き気の症状が出ます。症状が悪化すると腸穿孔や腸閉塞などの合併症を引き起こす場合もありますので注意が必要になります。
 予防方法としては、アニサキスは冷凍や加熱処理で死んでしまうため、火が通っているものや冷凍保存されたものを選んで食べれば安全です。また、アニサキスの大きさは2cmほどであり、肉眼でも確認することはできるため生でお魚を食べる時は十分注意するようにしてください。
治療は胃薬などの薬が処方されたり、内視鏡検査で除去をします。お刺身などの生ものを食べて、胃痛や腹痛が出た場合はアニサキス感染も考えられるため、当院にお電話でお気軽にお問い合わせください。

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