about_disease病気について

2023.05.21

冷え性は改善されるの?

~冷えとがんの関係性について~

 

最近は日差しも強く、初夏日和ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

急な寒暖差で体調を崩しまっている方も多いのではないでしょうか。

今回は暖かくなってきても足先や指先だけ冷たくなっている方に向けて、冷え性は改善されるのか、冷え性とがんがどのように関わっているのかをお話しさせて頂きます。

 

まず、冷え性とは血流が悪くなることで手足の毛細血管まで血液が届かず起きてしまう症状のことを言います。血管が収縮することによって必要な酸素・栄養素が行き届かなくなってしまい、その部分の体温が下がってしまいます。手足が冷える方が多いかと思いますが、手足は心臓に遠い位置にあり、身体が胴体や脳へ優先的に血液を送ろうと働くので、どうしても手足が後回しにされやすいのが理由と言われています。また、蓄積されている老廃物も排出されなくなるため、様々な不調を感じることが多いです。

冬の寒い際に冷えることは多くの方があるかと思いますが、冷え性は夏の気温が高い時でも症状が現れます。

具体的にどのような症状が現れるのでしょうか。

 

1.頭痛・肩こり・倦怠感・疲れやすい

2.低血圧や生理痛や生理不順、月経前症候群

3.手足の冷え

4.便秘や下痢などの便通異常

5.食欲減少や胃もたれ、胃痛など

6.ニキビや乾燥肌

7.免疫力の低下

8.むくみ

 

人によって、症状の感じ方は様々ですが、上記の症状に当てはまるものが多い方は注意が必要です。また、低体温により新陳代謝が低下するため脂肪燃焼しにくくなり、太りやすくなります。生活習慣病や女性は婦人科系にも影響があると言われているので、冷えは体にとって大敵です。

 

ではそんな冷え性は何が原因で起こるのでしょうか。普段の日常生活に原因が沢山隠されています。

まずは、食事の内容についてです。

暑くなると同時に、冷たい飲み物を摂取する機会が増えますが、体を冷やす大きな原因です。なるべく温かい飲み物を飲むよう意識しましょう。また、チョコレートやスナック菓子、ファストフードなどを食べすぎるなどの栄養の偏った食生活も体を冷やすことに繋がります。鉄分不足やミネラル・ビタミンが不十分になるため、血液循環は悪化していきます。逆に、過度なダイエットでも同じことが言えるので注意しましょう。

アルコールついては、少しずつ飲み、お酒を飲む前に温かい飲み物を先に飲んでおくことが大切です。

次に、精神的面についてです。

緊張状態が続く場面やストレスを溜めすぎると血行不良が起きやすいため、それにより体温調節機能がうまく機能しなくなってしまいます。

また、体の体温を管理している自律神経の乱れです。現代は冷暖房が整っているため、季節関係なく快適に室内で過ごせるようになりました。その影響により、気温に対する感覚が鈍くなってしまい、調節の機能がうまく働かないのです。

同じように腸の運動も自律神経によって左右され、そのため自律神経が乱れると下痢・便秘などの便通異常も起きやすくなります。基礎代謝も低下してしまい、冷え症へ繋がってしまうのです。

最後に、筋肉量の減少についてです。

階段ではなくエレベーターやエスカレーターを使っていませんか?

運動不足が続いてしまうと筋肉が劣れてしまいます。それにより血行が悪くなり、冷えに繋がります。毎日少しずつきちんと運動する習慣を作りましょう。

ここまで、一概に「冷え性」とまとめてきましたが、冷え性にも大きく分けて2種類があります。冷え方のタイプによって、対策方法がそれぞれ異なります。皆さんもどちらのタイプに当てはまるか確認してみてください。

一つ目は、「末端冷え性」です。

末端冷え性とは、手先や足先だけが冷たく感じる症状のことです。特に10代から20代の女性に多い冷え症です。過度なダイエットや栄養不足が原因で自律神経の乱れが起きたことによるものが多いです。症状が悪化すると、手足の冷えによって安定した眠りにつけないこともあり、睡眠のリズムが乱れて体調を崩してしまう人も少なくありません。

末端冷え性は、ただ手足を温めるだけでは改善しづらい為、まずは内臓を温めることを意識しましょう。

二つ目は、上半身は暖かいのに、下半身が冷えてしまう下半身型冷え性です。特に女性に多く、姿勢の悪さや長時間のデスクワーク作業の影響で、骨盤のゆがみが起きてしまい下半身の血行不良に繋がります。

シャワーで済ませるのではなく、短い時間でも湯船につかり、こまめなストレッチなどで代謝を良くしましょう。

 

ここまで冷え性はなぜ起こるのか、対策法、冷え性の種類についてお話ししました。

ここからは、がんと冷えの関係についてです。冷え性は特に問題ないと思いがちですが、低体温になると免疫が下がると同時に、リンパ球に含まれているNK細胞の働きが減少してしまいます。NK細胞は、がん細胞と戦ってくれる細胞なのでがんになりやすくなってしまうということです。

また、冷え性を自覚している人が、必ずしもがんになるとは限りませんが、人間の内臓などの機能に欠かせない酵素は、体温が36.5度ないと元気に働くことができません。平熱が35℃台の場合、がん細胞は35℃台の低体温で最も活発になる事もわかっているので、更に注意が必要です。大腸癌や胃癌などは臓器が冷えやすいという理由もあり、がんの中でも死亡数が多いです。様々な病気を防止する策として、体温を1℃上げると免疫力は56倍も上がることがわかっており、逆に1℃下がると免疫力は約30%も弱まり、がん細胞が活発に増殖したりすることが知られています。ここまでで、冷えが大きく癌に関係している事がわかりました。冷えによる体温低下、便通異常などががんのはじまりと言っても過言ではないでしょう。

少しでも気になる症状がある方は、内視鏡検査で早期がん発見に努めましょう。

当院では、多くの方々に胃カメラ・大腸カメラを受けていただき、「胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロに」をクリニックのミッションとして掲げ、地域医療に貢献したいと考えております。

完全予約制になっておりますので、事前にホームページでご予約していただければと思います。

何か気になることやご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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