about_disease病気について

2022.12.04

風疹について

少しずつ寒さが強まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。コロナウイルスも第8波が訪れております。今できる予防策を着実に行っていきましょう。

突然ですが、皆様風疹にかかったことはありますか?別名で3日はしかと呼ばれることもあります。子供のころにかかったという記憶がある方もいらっしゃるかと思います。私は風疹にかかった記憶はありませんが、母親に聞いたところ、幼少時にかかったことがあるとのことでした。

風疹の主な症状は、①発熱、②発疹、③リンパ節腫脹などで、風疹ウイルスに感染してから約2週間の潜伏期間の後に出現します。

  • 発熱に関しては風疹患者の約半数に見られる程度です。
  • 発疹は小さな淡紅色で、皮膚面よりやや隆起した形状のものが多く、発疹が強度の場合は色素沈着や落屑がみられることもあります。
  • リンパ節腫脹は、発疹の出現する数日前より現れ、36週間ほど持続します。

 

上気道粘膜より排泄されるウイルスが飛沫を介して感染しますが、その感染力は麻疹や水痘よりは弱いと言われています。ウイルスの排泄期間は発疹出現から約1週間で、解熱するとウイルス量が激減し、感染力は急激に消失します。

学校保健法においては、第二種の伝染病に定められており、発疹が消失するまでは出席停止となります。色素沈着を残した場合においては出席停止とする必要はありません。

一度風疹にかかった方の多くは抗体ができるため、再度感染してしまうことはないと言われています。しかし、風疹にかかっていたと思っていても、実は似たような症状の出る違う病気であることもあり、血液検査を行うと抗体が無かった、というケースもあります。

このウイルスは、成人がかかると重症になることが多く、また、抗体の無い女性が妊娠初期に感染すると、胎児にウイルスが感染し、生まれてくる赤ちゃんに先天性風疹症候群(CRS)と呼ばれる障がいを引き起こすことがあります。CRSの三大症状は、先天性心疾患、難聴、白内障があり、それ以外にも網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅延、精神発達遅延、小眼球など多岐にわたります。

妊娠をしている方は、風疹のワクチン接種を受けることができません。妊娠を希望している女性の中で、風疹に感染したことがあるという方であっても、改めて検査を行い抗体の有無を確認し、自分自身のためにも赤ちゃんのためにも、早めにワクチン接種をすることをお勧めします。

各自治体で定められた要件に該当する方を対象に、風疹抗体検査やワクチン接種を無料で実施している場合もありますので、ぜひ調べてみてください。

ちなみに当院にも、無料対象者の方が多く来院されており、時折風疹抗体が陰性でワクチン接種を行う方もいらっしゃいます。また、非対象者の方であっても、検査やワクチン接種の対応を行っております。

・風疹抗体検査 2750

・麻疹・風疹混合ワクチン(MR) 10000円 

※2回接種が推奨されています。

コロナワクチンとの接種間隔期間は2週間です。

何か不明点ございましたら、お気軽にお問合せください。お待ちしております。

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