皆さま、新型コロナウイルスが未だ猛威を振るっておりますが、いかがお過ごしでしょうか？
当院では様々な工夫をこらして感染対策を行っております。
皆さまも引き続きしっかりと対策を取って、感染防止に努めてまいりましょう。

さて、今回は「健康寿命」についてのお話です。
一度は耳にしたことがある言葉かと思いますが、類似した言葉で「平均寿命」と呼ばれるものがあります。
この違い、ご存知でしょうか？

平均寿命は、「生まれてから亡くなるまでの平均」のことです。
健康寿命は、「日常生活に支障なく健康的に過ごせる期間」のことです。

日本の平均寿命は、男性は81.0歳、女性は87.1歳ですが、健康寿命は、男性は72.1歳、女性は74.8歳となっております。（令和2年現在）
意外と差異があると思いませんか？

今世界的に高齢化が進んでおり、平均寿命よりも健康寿命に注目が集まってきています。
この健康寿命を少しでも伸ばし、健康的に生活することのできる期間を伸ばすことによって、人生の充実度も変わっていくでしょう。

そこで、健康寿命を伸ばす秘訣について考えていきたいと思います。
介護が必要になった主な原因は、
①認知症　17.6％
②脳血管疾患　16.1％
③高齢による衰弱　12.8％
④骨折・転倒　12.5％
となっており、まずは認知症の予防をすることが大切であることが分かります。

では、認知症の予防をするためにはどうしたら良いでしょうか？
・生活習慣病や様々な疾患の予防・治療
・適度な運動やバランスのとれた食事
・他者と関わりを持つ・会話をする
・生きがいを持つ
等々があげられます。

私が以前老人ホームで働いていた時には、ご高齢者と一緒に手指を動かす運動をよく行なっておりました。
手指を動かす動作は脳の活性化に繋がり、認知症の予防や進行を遅らせることができると言われています。
文字を書いたり塗り絵をするのも良いトレーニングになります。

また、介護が必要になった原因は、上記にあげたもの以外に、心臓病や癌、糖尿病などの病気も大きな割合を占めております。
当院では、生活習慣病や疾患に対する治療はもちろんのこと、コロナウイルスや肝炎、帯状疱疹などのワクチン接種、定期的に行なうことのできる健康診断も行なっております。
少しでも皆さまの健康寿命が伸びて毎日を楽しく過ごして頂けるよう、今後もぜひ当院をご利用ください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。