大腸カメラ

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査

食の欧米化の影響もあって、日本では大腸がんの罹患者数が近年増え続けています。大腸がんは比較的進行が遅いのですが、初期症状に乏しいため進行してから発見されることが多く、がんによる死亡原因としても上位を占めています。大腸がんの早期発見に有効なのは内視鏡による大腸カメラ検査であり、定期的に大腸カメラ検査を受けることで日常に支障を及ぼさずに根治や予防が可能です。
大腸カメラ検査は、事前に下剤を服用する必要があり、検査の苦しさや検査後の膨満感から苦手意識を持っている方が少なくありません。当院では、大腸カメラ検査をできるだけ楽に受けていただけるよう、細部まで十分に配慮しています。

苦痛を抑えた検査への取り組み

当院では富士フイルムの最新内視鏡システムを使用しております。

LED光源搭載内視鏡『6000システム』

最新の内視鏡システムLED光源搭載内視鏡システム「6000システム」は,観察に適した画像を作り出す技術「Multi-Light Technology(マルチライトテクノロジー)」により,微小な病変の発見をサポートします。

画像強調観察BLI/LCI機能に対応

画像強調観察BLI/LCI機能に対応複数の照明の発光強度比を制御して、白色光と短波長狭帯域光を生成し、画像処理を組み合わせることで、観察に適した画像を作り出す技術「Multi-Light Technology」を採用した6000システムの専用スコープ。粘膜表層の微細な血管や粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能「BLI」や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能「LCI」により、炎症の診断や早期がんに特徴的な微小な病変の観察をサポートします。

光学拡大倍率約145倍を実現

光学拡大倍率約145倍を実現し、粘膜表層を詳細に観察できるため、微小病変の早期発見への貢献が期待されます。また、近接1.5mmからの観察が可能なレンズを採用し、粘膜表層の微細な血管模様や構造の視認性向上が期待できます。

内視鏡炭酸ガス送気装置

内視鏡検査の際、微小な病変を見逃さないように空気を送り込みながらひだを伸ばし観察を行う必要があります。しかし空気では検査中膨満感や圧迫感による苦痛が出現します。当院では少しでも患者様の苦痛が緩和できるよう、空気よりも約200倍生体吸収に優れている二酸化炭素を使用しています(内視鏡炭酸ガス送気装置)。よりスムーズで、安全な内視鏡検査をサポートします。

当院の特徴

特徴1 鎮静剤によって眠ったままの状態で検査を受けられます

鎮静剤によって眠ったままの状態で検査を受けられます苦手意識がある方が楽に検査を受けられるよう、当院では鎮静剤を使った検査を積極的に行っています。ウトウトと眠っているような状態で検査を受けられるため、ほとんどの場合はまったく苦痛や不快感を覚えることがありません。鎮静剤の効果には個人差がありますが、深くリラックスしているため、検査もスムーズに進み、時間も短縮できます。鎮静剤を使用した場合は当日の車やバイク、自転車の運転ができませんのでご注意ください。

特徴2 次世代内視鏡システム導入

当院では、大学病院レベルの検査が可能な新世代内視鏡システム『LASEREOレザリオ6000』を導入しています。明るいレーザー光による観察が可能ですから鮮明な画像を取得でき、微小な病変を発見しやすくなっています。また、この内視鏡システムには画像強調観察が可能な「BLI(Blue Laser Imaging)」「LCI(Linked Color Imaging)」などの独自の高度な機能を搭載しているため、粘膜表面や毛細血管の構造などの微小な変化の発見も可能です。こうした機能によって早期がんの効率的な発見につながります。

BLI説明

LCI説明

特徴3 負担を減らす無送気軸保持短縮法

内視鏡スコープ大腸は長く、曲がりくねっていて、形状はお一人おひとりがかなり異なっています。さらに、癒着や強くねじれているケースも珍しくありません。こうした違いが大きいため、手探りで確認しながら挿入すると痛みや苦痛の原因になってしまいます。大腸カメラ検査による苦痛は挿入時に大腸が圧迫されることで起こりますが、当院では無送気軸保持短縮法という大腸を圧迫しない高度な手法を用いて挿入しています。

特徴4 検査中に大腸ポリープの切除も可能

日帰りポリープ切除手術大腸がんのほとんどは、放置された大腸ポリープから発生しています。当院では大腸カメラ検査中に発見した大腸ポリープをその場で内視鏡によって切除して、将来の大腸がん予防につなげています。検査中に切除するため入院の必要なく、その日のうちにご自宅にお帰りいただけます。検査と別日に切除のためのスケジュールを作る必要がありませんし、事前の食事制限なども1度ですみます。
なお、当院の大腸カメラ検査では、発見したポリープを特殊光や拡大などで観察してその形状や色調、サイズ、微細構造などを詳細に調べ、切除の必要性を判断しています。

特徴5 炭酸ガスで検査後の膨満感を解消

炭酸ガスで検査後の膨満感を解消大腸は曲がりくねっているため多くのシワやヒダがあります。そうした部分も見逃さずに観察するため、大腸カメラ検査では大腸を気体で膨らませています。当院では吸収が速くて安全性の高い炭酸ガスを送気することで、検査後のつらいお腹の張りを残しにくくしています。

特徴6 下剤服用を院内で行えます

下剤服用を院内で行えます大腸カメラ検査では腸がきれいになっていないと見落としにつながってしまうため、事前準備として下剤を服用します。検査前の下剤服用はご自宅で行うことも可能ですが、下剤の服用自体にご不安がある方、その後に当院までの移動が心配という方もいらっしゃいます。そこで当院では、院内で事前準備の下剤服用を可能にしています。ご不安があればすぐにスタッフの対応が可能です。当院では、トイレ付専用スペースを3か所用意しております。個室で過ごせるのでプライバシーに配慮し、安心してお過ごしいただけます。

特徴7 ストレッチャーで寝たままリカバリールームへ移動

鎮静剤を用いて、検査をした後は寝たままの状態でリカバリールームまで移動してお休みして頂くことが可能です。体への負担を抑えて、楽な姿勢のまま体内から鎮静剤が抜けるまでゆっくりお休みください。

特徴8 胃カメラと大腸カメラの同日検査

院内紹介当院では胃カメラ検査と大腸カメラ検査の両方を1日で受けていただける同日検査を行っています。両検査が1日ですみますし、事前の食事制限なども1回ですから、お忙しい方でも気軽に検査を受けていただけます。

特徴9 土日の検査も可能です

当院では、平日お忙しい方のために、土日にも胃カメラ・大腸カメラ検査を受けていただけるようにしています。平日にはなかなかスケジュールを作れない方も、お気軽にいらしてください。

大腸カメラ検査の流れ

前日

  • 夕食は21時までに消化の良いものを食べて下さい。検査食(3食約1500円)をおすすめしています。 
  • 寝る前に下剤を2錠内服していただきます。
  • 前日の朝より、アルコール、牛乳、コーヒーはお控え下さい。

当日朝

  • 朝食は抜いて下さい。水分(水、お茶)は飲んでも構いません。
  • 朝内服がある場合は検査3時間前までに内服して下さい。
  • 糖尿病で内服薬・インスリンを使用中の方は、当日朝は使用しないで下さい。(低血糖になるため)
  • 院内で下剤を内服される方は検査4時間前に来院して下さい。
  • 自宅服用の方は検査3~4時間前より服用を開始していただきます。検査30分前に来院して下さい。

来院後

  • 便が透明になったことを確認させていただきます。
  • 鎮静剤使用の場合は、点滴をとらせて頂きます。
  • 検査直前に鎮静剤(ウトウトする薬)を入れていきます。※鎮静剤を使用する場合は、車・自転車・バイクを運転してくるのはお控え下さい。
  • 検査は15~30分程度で個人差があります。
  • ポリープ切除や生検を行うことがあります。

検査後

  • 目が覚めるまで1時間程休憩して頂きます。
  • 覚醒後に検査の写真を見ながら結果説明します。(生検などの結果は後日説明します。)
  • 飲食は1時間後から可能です。ただし生検やポリープ切除した場合は、3時間空けて頂きます(食事説明もあります)。
  • 検査後、遠出や激しい運動は避けてください。

検査費用

1割負担  3割負担
大腸カメラ検査のみ 約2,500円 約7,500円
大腸カメラ+病理組織検査 約4,000円 約12,000円
日帰り大腸ポリープ切除 約7,000-10,000円 約21,000-30,000円